ダイニングの椅子を修理しました
何年か前に買ったダイニングテーブルセットの椅子がヘタって来ました。
座面のクッションの弾力が無くなって沈み込みが大きくなり、角がおしりや太ももの裏に当たって痛くなるので、奥さんは買い替えしようと言っていたのですが、座面の修理くらいなら自分で出来るのではないかと思い、色々調べてみました。
ネットでも座面の補修用のウレタンチップやスポンジなどありましたが、ホームセンターのHPで検索したところウレタンフォームが売っているようなので、そのホームセンターに行くことにしました。
そのホームセンターは自宅から少し離れたところにあるのですが、息子を連れて車で行って来ました。
そこのホームセンターは売り場がかなり大きいので、商品を探すのに一苦労しました。DIYなので建材や工具の部類で売っているのかと探したのですが見つからず、店員さんに聞いてみるとインテリアコーナーにあるとの事。そりゃ探しても見つからんわ。やっぱり分からない時は早めに店員さんに聞くのが一番です。で、インテリアコーナーを歩いてみるとそれらしいものがない。やっぱり店員さんに聞いて案内してもらいました。その店員さんも場所が、わからず担当の人にヘッドセットで聞いて案内してくれ見つける事ができました。
商品はこれです。
このウレタンを4枚手に取り、再び工具コーナーへ。
修理するためのホッチキス、これは商品名なので、正確にはステイプル(ステイプラー)ですが、そのステイプルの大きいもので家の内装とかにも使うタッカーを探しに行きました。
こちらはすぐに見つかりました。
ただ商品によって値段が色々。プロ用から工作用と様々ありましたが、今後の活躍もあまりないだろうと思う事や身の丈にあった工具の選択ということで、一番安い工作用を購入。
ミニタッカ MAX TG-H
それと合わせてリムーバーも購入。
これはホームセンターに行く前に椅子の状態を確認するために座面を剥がしたのですが、タッカーの針が多くてしっかりと打ち込んであるため、外すのにドライバーやペンチを使って汗だくになりながら時間が結構掛かったのでこれは必要だよねと購入しました。
それでは作業開始です。
まず底面の白い不織布を外し、貼り付けていたマジックファスナーを止めているタッカー針を外していきます。
脚はネジで止めてあるので六角レンチで前の2本だけ外して布も外していきます。
布をめくった状態です。
中にスポンジが入っていますが少しヘタっています。
スポンジ同士がくっついているので、カッターを使って慎重に剥がします。
その中にも少し小さいスポンジ、
そして布テープが縦横3本ずつ交互に張っています。
この椅子の座面の沈み込みはこの布テープが伸びてしまっているのが原因のようです。
さすがにこれの取り替えは材料がなくて出来ないので片方だけを外して引っ張りながら留め直します。
次にウレタンフォームをカットします。座面のサイズを測りマジックで線を引いておきます。この線に沿ってカッターを使い切り取りますが、カッターは水平に近い形で少しずつ切る方がぼろぼろにならなくていいようです。
カットしたウレタンフォームを座面に乗せ元のスポンジを上に乗せます。
周りのスポンジも寄せて復元します。この際スポンジ同士を木工用ボンドで接着してもいいと思います。
座面の布も戻して、引っ張りながらタッカーで元のように留めて行きます。
写真は携帯で撮影しながら撮っているので片手ですが、実際は両手で引っ張りなからやって下さいね。
布が全部溜まれば不織布を留めるマジックファスナーを留めます。
次に外した脚をネジで止め直して不織布を貼ります。
これで完成です。沈み込みもなく購入時の座り心地も復活しました。
奥さんも子供達も大満足です。
掛かった費用は、ウレタンフォームが4枚で2600円、木工用ボンドが速乾タイプで210円。これは無くても大丈夫です。タッカーが970円、追加の針が360円、リムーバーが500円、合計で4640円となり5000円でお釣りがでました。
修理をしてもらうと一脚8千円〜9千円程度掛かるようですから、一脚分よりも安価で、かなりリーズナブルに出来ました。
時間は空いた時間でやったので、 4日かかりましたが、実質掛かった時間については、始めの一脚は確認しながらだったので4時間以上掛かりましたが、2脚目からは1時間半程度で出来ました。
椅子の形でやり方は変わりますが、基本的な事はお伝え出来たかなと思います。
これでお父さんの威厳も少しアップしたかな。
この後も色々DIYやって行きます。